中村朱美〜業績至上主義からの解放〜

中村朱美〜業績至上主義からの解放〜

インデックス

中村朱美さんの人生

中村朱美さんはどんなに人気でも1日100食しか売らない国産牛ステーキ丼専門店佰食屋を開業した、 株式会社minittsの創業者です。

ベストセラー作家

著書には自身の経験と経営ノウハウを語った「売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放」があります。この書籍は業界を問わず大絶賛され、見事にベストセラーを記録しました。テレビをはじめ数々の取材が殺到したことからも、その注目ぶりがよくわかります。

飲食店のスタイルに疑問を持ち起業

1984年に、京都府で中村さんは生まれました。一時は専門学校の職員として働く道を選びましたが、以前から思い描いていた夢に向かって突き進むことを決めました。社員が犠牲を払ってまでひたすら売上を追求していく従来の飲食店のスタイルに疑問を持っていた中村さんは、社員が満足して働けることと利益の追求をバランスの良い両立を目指し、2012年に佰食屋をオープンさせました。

顧客も従業員も幸せが基本理念

オープン後人気店となった佰食屋ですが、だからといって社員を酷使して働かせるようなことはしませんでした。1日100食しか売らない姿勢を貫き、来店客だけでなく従業員の満足度を高めていったのです。佰食屋が軌道に乗ったあとは、すき焼きや肉寿司の専門店までオープンさせています。

中村さんは飲食業界から注目を浴びている、新進気鋭の実業家の1人です。

佰食屋ってどんな飲食店?

コンセプトは1日100食

創業した店の名前からもわかる通り、佰食屋は1日100食のみ提供するのがコンセプトの国産牛ステーキ丼専門店です。

保存するための冷凍庫はない

最初から100人分の材料を仕入れて売り切ることが前提ですから、店内に食材を保存しておくための冷凍庫はありません。100食を1日で売り切ってしまうのですから、食材を長く保存しておくための冷凍庫は不要です。冷凍庫など設備へのコストを削減しているので、安全で安心できる質の高い国産牛ながらも気軽に食べやすい料金設定を実現しています。

こだわりの国産牛を提供

質の高い国産牛が使われていますから、おいしさが保証されています。国産にこだわりたい人が、安心して食べられる牛肉です。また質が高いのは、牛肉だけではありません。牛肉の味にピッタリと合う国産のお米をこだわって炊きあげていますし、サッパリしたサラダや、味噌へのこだわりが詰まった極上の味噌汁も提供しています。すべての食材にこだわり抜いている点が、佰食屋の人気を支えています。

50食限定の佰食屋1/2をオープン

京都市中京区壬生梛ノ宮町には、佰食屋の系列店となる佰食屋1/2もオープンさせています。こちらの店舗は1/2ですので、100食の1/2の50食のみを提供するコンセプトの店です。

顧客も従業員も幸せになれる基本理念をもとにした着実な経営が、中村さんが代表を務める株式会社minittsの強みです。